Kaitaful Days.

INTERVIEW

移住者・まのすけさん

「気づけば不思議と、この街が好きになっていた」 大都市から移住して1年半。

石川、そして横浜での生活を経て、1年半前に海田町へとやってきた、まのすけさん。大都市での暮らしやこれまでの環境では感じられなかった、町全体が一体となる温かいアナウンス、そして横断歩道で見せる子どもたちのどこまでも丁寧な礼儀に、日々深い感銘を受けていると言います。移住者ならではの視点と、100周年の未来へ向けた「人が集まる場所づくり」への期待を語っていただきました。

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  • #アクセスの良さ
  • #子育て環境
  • #海田町70周年

「この街は、節目をみんなで祝うんだ」 —— 横浜から移住して出会った、新鮮な驚き

私は転職やプライベートの拠点を考えて、1年半前に横浜から広島へ移住し、それと同時に海田町での暮らしをスタートさせました。実は、海田町が今年で「町制施行70周年」を迎えるということは、インタビューを受けるまで知らなかったんです。私が以前暮らしていた横浜や、実家のある石川では、こうして土地ごとに何周年という節目を町全体で大切に祝うというイメージがあまりなかったので、「あぁ、こういうお祝いをきちんとやるんだな」と、すごく新鮮で、どこか広島らしさ、海田町らしさを感じて嬉しくなりました。

海・山・路線のすべてが交わる場所。わがままな条件をすべて叶えた街

移住先を探すとき、私にはいくつか譲れない条件がありました。当時は付き合っていた彼女が福山方面にいて、知人が安佐南区にいたため、双方へ通いやすい「アクセスの良さ」が第一でした。海田町は複数の路線が交わっていて、どこへ行くにも本当に便利そうだなと候補に挙がったんです。さらに、趣味の釣りがしたかったので「海が近いこと」、自然を感じられる「山が近いこと」。そんな少し欲張りな条件を並べていった結果、そのすべてを綺麗に満たしてくれたのが海田町でした。実際に暮らしてみると、まさに「海もあって、山もあって、駅もあって、のどか」。すべてがギュッとちょうどいいバランスで収まっている街だなと実感しています。

直接深く関わらなくても伝わってくる。町内アナウンスと子どもたちの一礼

普段の私は、それほど積極的に外へ出歩くタイプではないのですが、それでも「この街はなんて温かいんだろう」と実感する瞬間が日常に溢れています。たとえば、町内アナウンスで行方不明のおばあちゃんをみんなで探す放送が流れるとき。町が一丸となってお互いを支え合っている空気が伝わってきて、胸がじわっと温かくなります。大都市にいた頃には決してなかった、地域ならではの繋がりですよね。

そして何より感動したのが、子どもたちの礼儀正しさです。小学生が横断歩道を渡るとき、止まってくれた車に向かってペコリと一礼する。それだけでも素晴らしいのに、渡り終えた後、わざわざもう一度振り返って、さらに深くお辞儀をしていくんです。「なんて丁寧な教育がされている街なんだろう」と驚きました。こうした日々の風景から、直接誰かと深く関わらなくても、この街の根底にある温かさをいつも受け取っています。

登下校時に元気よく一礼する子どもたち

わずか50円の特等席。海田大橋から見下ろす、私のお気に入りの海景

海田町の中で特にお気に入りの場所を挙げるなら、私は「海田大橋」から見える海の景色ですね。普段から近所のスーパーをよく利用するのですが、そこは海鮮の種類が豊富で本当に良いお店なんです。そこで美味しい食材を買い込んだり、車を走らせたりする日常の中で、東雲方面からあえて高速に乗って、海田大橋を通って帰ってくるルートが大好きで。わずか50円程度の通行料金で、目の前にパーッと美しい海の広がりを味わえるなんて、本当に贅沢ですよね。夜になるとライトアップされて、さらに幻想的な表情を見せてくれる。まだ行けてはいないのですが、山の上の「海田総合公園」もずっと気になっている場所の一つです。この、海と山がすぐ側にある暮らしは、何年経っても飽きることがありません。

放置されない、進化していく安心感。引っ越して損はないと断言できる理由

海田町に住んで1年半、日々街のあちこちが綺麗に整備されていく様子を見ていて、すごくポジティブな印象を持っています。駅前や橋の周辺が見違えるように綺麗になり、バイパスから高速道路へ直接繋がる新しい道も着々と建設されている。世の中には寂れていく地域も多い中で、海田町は決して放置されず、時代に合わせて着実に発展していっている。この「街が前を向いて動いている安心感」は、暮らす上でとても心強いです。大きな川沿いには、気持ちよく歩ける素晴らしい散歩道が整備されていて、学生たちの良い通学路にもなっています。スケートパークや、子どもたちが水辺で遊べる飛び石のエリアなど、魅力的なスポットはたくさんある。「広島への移住を考えているなら、海田町に引っ越して損はないよ」と、自信を持って周りに勧めたいですね。

整備の行き届いた歩道と川沿いの美しい日常

100周年に向けて、子どもたちが自然と集える「街の象徴」を

これからの未来、30年後の100周年に向けて海田町がさらに良くなっていくために、少しだけ期待したい課題もあります。それは、今の海田町には「ここに行けば、必ず誰か知り合いに会える」というような、象徴的なランドマークや人が集まる場所がまだ少ないのかな、という点です。現状、学生や子どもたちが放課後にちょっと集まれる場所が少ないため、隣町のイオンモール府中など町外へ出ていってしまいがちなのが少し寂しいなと感じています。せっかく素晴らしいポテンシャルがある街だからこそ、子どもや若い世代が自然と集まれるような魅力的な広場や施設ができたら、街はもっと活気に溢れるはず。昔ながらの温かさを残しながら、新しい人の流れが生まれる場所ができることを願っています。

安心して子どもを育み、ずっとこの街を好きでいてもらうために

私はこれまで、自分の地元や過去に住んだ街に対して、「この地域が大好きだ」と言葉にするような感覚があまりありませんでした。けれど、この海田町には、不思議と自然に愛着を持たせてくれる魅力があります。もし、私が海田町の町長なら、公約は「人が集まる町、海田町」にします。人と人とが自然に関わり合える場所を増やすことで、この街が本来持っている「人の温かさ」を、もっとみんなが肌で実感できるようにしたい。これからこの街で結婚し、子育てをしていく未来の世代にとっても、海田町は最高の環境だと思います。横断歩道で見せる子どもの礼儀正しさ、公園で元気に遊ぶ無邪気な姿。それらはすべて、地域の大人が優しい目を配り、安心して子どもを預けられる土壌がある証拠です。70周年という節目を越えて、100周年の未来へ。この街の古き良き習慣や温かみをずっと廃れさせることなく、これから育つ子どもたちが、いつまでも「海田町が大好きだ」と胸を張って言える街であり続けてほしいですね。

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